ブランド婦人靴の需要が著しく向上

土曜日ブランドコアとして、マルチブランド戦略を実施する。同社は婦人靴の製造・小売業者として、現在「ST&SAT」（土曜日）、「FONDBERYL」（フェベリル）、「SAFIYA」（ソフィア）、“MOOFFY”、“RIZZO”、「69」の6つの自社ブランドと、「Baldinini」、「Killah」の2つの代理ブランド。このうち、「土曜日」は会社の主力ブランドで、会社の収入と毛利の60%以上を占めており、「ソフィア」と「フェベリル」はそれぞれ会社の収入と毛利の17%と10%前後を占めている。

中高級ブランド婦人靴発展の見通しが広い。都市部のホワイトカラーの女性のファッション意識と消費能力の向上に伴い、ブランドに対して婦人靴の需要も顕著に上昇している。将来の婦人靴市場、特に中高級ブランドとファッション婦人靴市場には広い発展空間があると予想されている。また、婦人靴業界の市場集中度を見ると、まだ比較的分散した段階にあるが、徐々に統合の兆しが見えてきており、そのうち10大婦人靴ブランドの市場シェアは拡大傾向にある。

チャネル拡張が加速し、急速に長期化する。百貨店業界の発展と上場融資は、企業のチャネル拡張に有利なタイミングと資金保障を提供している。同社は2010年と2011年にそれぞれ300店と500店以上を新規出店する予定で、つまり2011年末には09年の倍近くになる。

内部経営管理はさらに改善される必要がある。会社は現在、経営管理の面で一定の優位性があり、主に垂直統合の業務モデル、三位一体の研究開発システム及び迅速に反応する経営管理メカニズムなどの面に現れている。しかし、業界トップの百麗国際と比べて、在庫管理、物流と情報システムの建設、上流サプライヤーに対する価格交渉能力などの面でさらに向上する必要がある。

短期費用の圧力が大きい。会社のチャネル拡張が加速しているため、短期的には費用の圧力が大きいと予想されている。主に販売員の賃金と福利厚生費、広告費、その他の費用の増加に由来する。また、会社の所得税優遇が期限切れになり、税率が12.5%から25%に引き上げられ、今年はそれに応じて所得税が2500万前後増加する見通しだ。

投資提案：会社の第1四半期の販売状況を見ると、収入は31.31%増加し、主に単店販売量の増加による内生的な増加から来ている。年間全体の収入増加率は30%-40%前後と予想されている。短期的な費用負担が大きいことを考慮すると、今年の業績の伸び率は収入の伸び率を下回るが、11年からは業績の伸びの速い車線に入る見込みだ。会社の10-11年EPSはそれぞれ0.47元と0.65元で、31倍と22倍のPEに対応すると予想されている。PEの角度から見ると、短期評価レベルは基本的に合理的で、しばらく「増持」格付けを与えている。市場価値の観点から見ると、会社は百麗国際やダフニなどの靴類会社に比べて、まだ大きな差があり、もちろんこれは会社の現在の規模と成長段階と関係があるが、同時に会社の将来に大きな成長空間があることを反映しているので、長期的に重点的に注目することを提案する。